AI Overviewを見た後の行動は?目的別に約1年前と比べる

公開日: 約 7 分で読めます#AI Overview #AIによる概要 #調査データ #検索行動 #GEO

AI Overviewを見た後の行動は?目的別に約1年前と比べる

AI Overview(AI による概要)を見た後の行動を約 1 年前の同じ設問と比べると、「まずAIによる要約を見て、必要ならサイトも見る」という答えが 4 つの目的すべてで最多になりました。要約だけで足りると答えた人は、どの目的でも 1 割台です。

この記事でわかること
- AI Overview を見たことがある 283 名では、「まずAIによる要約を見て、必要ならサイトも見る」を選んだ人が 4 つの目的とも最も多く、42.0〜47.0%(2026 年 8 月・グランネット調べ)
- 「AIによる要約だけで足りることが多い」を選んだ人は 11.7〜13.1% で、約 1 年前(2025 年 10 月・243 名)は 4.5〜7.0%(同)
- 約 1 年前の最多は、4 つの目的とも「Webサイトを確認することが多い」(同)
- AI Overview を「よく」か「ときどき」確認している人は、Google 検索を利用する 386 名の 54.7%(約 1 年前は 380 名の 42.1%・同)

検索利用者の 54.7% が AI Overview を確認 — 誰に聞いた調査か⁠

54.7% は Google 検索を使う 386 名に占める割合で、AI Overview を見たことがある人はそのうち 283 名です(2026 年 8 月)。確認の頻度を「よく」か「ときどき」と答えた人の割合で、2025 年 10 月の前回は 42.1% でした。

数字の出どころは、株式会社グランネットが 2025 年 10 月と 2026 年 8 月に実施した調査です。どちらの回も、全国の 20 代以上の就業者 500 名が答えています(株式会社グランネット「Google検索と生成AIの実態調査(2026年)」・2026年9月14日公開・インターネット調査・2026年9月30日取得)。

グランネットは SEO と AI 検索のコンサルティングを事業にしており、当社とは競合する立場にあります。以下の数字は同社のページに載った集計表の値です。

500 名のうち、Google 検索の利用頻度で「ほとんど利用しない」以外を選んだ 386 名が、AI Overview の確認状況に答えました。

386 名から「知らない/見たことがない」と答えた 103 名を除くと 283 名で、次の節の行動の設問はこの 283 名に聞いています。約 1 年前は、この 2 つの人数が 380 名と 243 名でした。

283 名には「見たことはあるが、普段はあまり確認しない」の 72 名も入るため、54.7% の人数とは一致しません。「知らない/見たことがない」は、約 1 年前の 36.1% から今回は 26.7% でした。

2 回の調査は、答えた人数と回答者の構成が違います。構成の内訳は 3 つ目の節に載せています。

AI モードの設問では、同じ 386 名の 36.0% が「切り替えて使う」と答えており、その数字の読み方はAIモードの利用率は何%?使う人の割合と検索に占める割合で扱っています。

目的別に見た今回の行動 — 4 つの目的すべてで最多は同じ答え⁠

最多と 2 番目の答えは 4 つの目的とも同じで、2 番目は「Webサイトを確認することが多い」でした。最多の「まずAIによる要約を見て、必要ならサイトも見る」は、商品やサービスの比較 44.5%、旅行・飲食の情報 42.0%、手順やノウハウ 42.0%、専門的な知識 47.0% です。

設問は、AI Overview が表示されたときにどうするかを、目的別に 1 つ選んでもらう形です。

2 番目の値は 31.4〜34.3% で、「その内容は検索しない」は 9.2〜12.0% です。

目的まず要約、必要ならサイト(2025 年 → 2026 年)要約だけで足りる(2025 年 → 2026 年)
商品やサービスの比較38.3% → 44.5%7.0% → 12.4%
旅行・飲食の情報31.3% → 42.0%4.5% → 12.0%
手順やノウハウ39.1% → 42.0%6.2% → 13.1%
専門的な知識38.7% → 47.0%4.9% → 11.7%

表の人数は 2025 年 10 月が 243 名、2026 年 8 月が 283 名で、どちらも AI Overview を見たことがある人です。

AI Overview が出たときの行動を 4 つの目的・2 時点で並べた積み上げ横棒。2026 年 8 月は 4 目的とも「まず要約、必要ならサイト」が最多で 42.0〜47.0%、2025 年 10 月は「サイトを確認」が最多

目的によって値が違う理由を、発行元は説明していません。

約 1 年前は、最も多い答えがどの目的でも別の選択肢でした。

約 1 年前との比較 — 最多の答えが入れ替わった⁠

いまの 2 番目の答えが、約 1 年前は 4 つの目的とも最多でした。「Webサイトを確認することが多い」の値は、商品やサービスの比較 42.4%、旅行・飲食の情報 46.9%、手順やノウハウ 41.6%、専門的な知識 45.3% です。

今回の最多の「まずAIによる要約を見て、必要ならサイトも見る」とは、順位が入れ替わった形です。

2 つの時点を比べるときの条件は、次の 3 点です。

  • 人数 — 2025 年 10 月が 243 名、2026 年 8 月が 283 名
  • 構成 — 500 名全体で見ると、年代ごとの人数は 2 回とも同じで、男性の割合は 50.8% から 57.0%、スマートフォンで答えた人は 71.4% から 81.8% と違います(職業の内訳も違います)
  • 設問 — 同一の設問で、発行元は「一部の選択肢・注記を更新」と記載

構成の違いが答えにどれだけ影響したかは、公開された集計からは分かりません。

4 つの目的の設問は、どれも要約を見た人の次の動きを尋ねています。要約に自社の名前や説明がどう書かれ、どのページが引用元に並ぶかは、設問に入っていません。

要約の中の自社は、エリスグリ AIO(AI 検索での自社の見え方〔GEO / AIO〕を計測・改善するツール)で質問ごとに確かめられます。手元で先に見るなら、サイトの URL だけで試せる無料診断(5 つの質問)が、Gemini・ChatGPT と AI Overview の答えの抜粋と、引用の多い媒体を並べます。

クリックや、答えを読んだあとの人の行動は、無料診断の記録の対象外です。

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検索順位そのものの計測はしません(引用元ページの Google 順位を参考表示するに留めます)。

「AIによる要約だけで足りることが多い」の割合は、4.5〜7.0% から 11.7〜13.1% になりました。目的ごとに見ると、その差は 5.4〜7.5 ポイントです(当社計算)。

発行元はこの 2 時点の変化を、要約が検索の最初の入口になり、Webサイトは「確かめに行く場所」へ役割が移っていると読んでいます。同社は「約9割の人はAI要約だけで判断を完結させていません」とも書いています。

この「約 9 割」には、「その内容は検索しない」と答えた人も含まれます。集計の範囲では、要約だけで足りる答えは今回も少数で、どの目的でも 1 割台です。

この調査が測っていないもの — クリックの記録と表示の頻度⁠

この調査は本人の回答を集めたもので、検索のたびの行動を記録したものではありません。「要約だけで足りる」の割合も、283 名が「多い」と答えた行動の割合です。

実際のクリックの記録をもとにした調査は、ゼロクリック検索とは?日本のデータで影響と測り方を整理の記事で取り上げています。

生成 AI の利用者に、要約を読んだだけでリンクを開かずに調べ終えることがあるかを聞いた調査もあります。その数字は生成AIの利用率は何%?検索の代わりに使う人の割合を整理で読めます。

設問も答えた人の範囲も違うため、その数字と本記事の「要約だけで足りる」は並べて比べません。

表示される頻度については、AI Overviewの表示率は日本語検索で何%?調査ごとの差を整理の記事に国内の実測値が並んでいます。AI Overview が出ても通常の検索結果を優先して見る人を聞いた別の調査も、検索離れは本当か|3つの調査で見る検索エンジン利用の変化に載っています。

GEO の測り方を最初から追うなら、AIO・LLMO・GEO の完全ガイドがあります。

よくある質問(FAQ)⁠

Q1. AI Overview の数字と AI モードの数字は、同じ設問の数字ですか?⁠

どちらも同じ 386 名に聞いた別々の設問で、AI モードは検索画面から「切り替えて使う」頻度を聞いています。答えた人の範囲と数字の読み方は、AI モードの利用率を扱った記事にあります。

Q2. この調査は毎年行われていますか?⁠

公開されているのは 2025 年 10 月と 2026 年 8 月の 2 回で、設問は同じです(発行元は一部の選択肢と注記を更新したと記載)。発行元は調査を継続しているとしていますが、次の時期は公開ページに書かれていません。

まとめ: 次にやること⁠

  • 自社に関わる質問を、商品やサービスの比較・旅行や飲食・手順やノウハウ・専門的な知識のどれに近いかで振り分ける
  • 振り分けた質問ごとに、AI Overview の要約に出る自社の名前・説明・引用元を 1 度書き留める
  • 要約のあとでサイトも見る人が開く自社のページを、質問ごとに開いて点検する

今回の調査では、要約を先に見てからサイトに進む答えが最多で、要約だけで足りる答えは 1 割台でした。

4 つの目的ごとに質問を立て、確認した日と要約の中身を控えていくと、確認のたびに目的と質問の数だけ表の行が足されます。

質問に目的の列を 1 つ足しておけば、自社が要約に入る質問と入らない質問を、目的の単位で 1 枚の表に並べられます。

目的別の表に入れる自社名と引用元は、エリスグリ AIO で計測すれば、手で打ち込まなくても手元にそろいます。

現在プレローンチ段階のため、導入実績・お客様の声はまだご紹介できません。ベータ招待の準備を進めています。

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※ 数値はすべて株式会社グランネットの公表調査から引いたものです。2025 年 10 月と 2026 年 8 月の調査は、答えた人数と回答者の構成が違います。引用条件に従い、調査名とページへのリンクを本文に載せています。図は当社が公表値を書き写して作りました。2026 年 9 月 30 日に確認しました。

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