LLMO対策のやり方|質問を決めて測り、1手打って測り直す
公開日: 約 9 分で読めます#LLMO対策 #AIO対策 #GEO対策 #やり方 #計測

LLMO 対策(AIO 対策・GEO 対策とも呼ばれます)のやり方は、施策の一覧ではなく、顧客が AI にする質問を 1 つ決めて、その答えを記録するところが起点です。測ったら 1 手だけ変え、変えた日を控えて同じ質問で測り直す、を繰り返します。
この記事でわかること
- Google は AI による概要と AI モードについて、特別な最適化は要らず、これまでの SEO の基本が引き続き重要だと書いている
- 生成 AI 機能向けの Google のガイドは、そこに書いたことをすべて行う必要はないとしている
- Search Console の「検索の生成 AI 設定」は 2026 年 8 月 31 日から全サイトに公開され、既定は「含める」(親のプロパティがあれば「継承」)
- 生成 AI 機能での見え方の確認先として、Google は Search Console の生成 AI パフォーマンス レポートを挙げている
やり方の全体と、始める前に Search Console の生成 AI 設定を確かめる
やり方は 4 つの手順の繰り返しで、Google 検索については始める前に Search Console の設定を 1 か所だけ見ます。
- 質問を決める — 顧客が AI に聞きそうな言葉で書く
- 答えで現在地を測る — 状態と、ほかに出た名前を 1 行に記録する
- 1 手だけ選ぶ — 結果の根拠から、変えることを 1 つに絞る
- 測り直す — 変えた日を控え、同じ質問を同じ AI に聞き直す
前提は Google の公式文書 2 本で書きぶりが違うため、更新日つきで両方を並べます。
「AI 機能とウェブサイト」は、AI による概要や AI モードにリンクが出る条件を、インデックス登録・スニペットの表示・検索の技術的要件としています。そのうえで「これ以外に追加の技術要件はありません」と書いています(Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」最終更新 2025 年 12 月 31 日 UTC・2026年10月6日取得)。
一方、「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」は、技術的要件に加えて「Search Console の検索の生成 AI 機能にサイトが含まれている必要があります」と書いています(Google 検索セントラル、同名ガイド・最終更新 2026 年 9 月 23 日 UTC・2026年10月6日取得)。
この設定は、Search Console ヘルプの注によると 2026 年 8 月 31 日から世界中のサイトに公開されました。既定は含める側で、親プロパティがあれば親の設定の継承が既定です。場所は[設定]>[検索の生成 AI]で、手順 1 の前に除外になっていないかだけ見ます(Search Console ヘルプ「検索の生成 AI 設定」・2026年10月6日取得)。
3 つの文書が扱うのは Google 検索の AI 機能で、ChatGPT や Gemini のアプリについては書かれていません。呼び名の違いと先に測るものはAIO・LLMO・GEOとは|違いと、先に測るものの完全ガイドで扱っています。
手順 1・2: 顧客の質問を決め、答えで現在地を測る
質問は顧客の言葉で決め、AI の答えは 1 つの質問・1 つの AI ごとに 1 行の記録にします。
手順 1 の質問は、自社名を入れない形が基本です。経費精算ソフトの会社なら「中小企業向けの経費精算ソフトでおすすめは?」のように、顧客が打ちそうな言い方で書きます。
何本用意するかと、指名ありの質問の混ぜ方はAIO対策・GEO対策は何から始める?対策より計測が先|2026年版にあります。
次の表は、手順 2 で書く 1 行を項目ごとに縦に並べた記入例です。
| 記録する項目 | 記入例(架空) | どこから写すか |
|---|---|---|
| 日付・質問・AI | 10 月 6 日/経費精算ソフトの質問/ChatGPT | 手順 1 で決めた質問 |
| 状態 | 言及なし | 「質問ごとの結果」の AI 別のセル |
| 答えに登場したブランド | 競合 A・競合 B | 「質問ごとの結果」の登場ブランド(3 つの AI の合算) |
| AI が読んでいた媒体 | 比較・レビュー、Q&A(チップの種類で控える) | 「AI が読んでいた媒体」(全回答の上位 5) |
| 変えたこと(1 つ) | 手順 3 で記入 | — |
| 次に測る日 | 手順 4 で記入 | — |
表の値はすべて架空の記入例で、日付も仮のものです。状態は、セルに出る「引用つき」「引用なし」「言及なし」を、記録では「言及あり・引用つき」のように書きます。
記録する AI が AI による概要なら、概要が表示されなかった回のセルは「AI 回答なし」と出ます。取れなかった回は、どの AI でも「取得できず」です。どちらの行も表記をそのまま書き、手順 3 に進まずに次に測る日だけ決めます。
登場ブランドは 3 つの AI をまとめた表示で、診断に入れた競合のうち、どれかの AI の答えに出たものだけが並びます。
区画ごとの読み方はAIO診断を無料で|AIOチェックでAIに実際に聞いた結果の読み方にあります。
状態・登場ブランド・媒体の 3 行は、エリスグリ AIO(AI 検索での自社の見え方〔GEO / AIO〕を計測・改善するツール)の無料の AI 検索診断の結果画面から写せます。登録不要で、AI による概要(画面の表記は GAIO)・ChatGPT・Gemini の 3 つに最大 5 つの質問を聞く診断です。
結果画面の数字が前の回と違っても、その差は打った 1 手が効いた証明にはなりません。同じ期間に、競合や媒体の側の記載も変わりうるからです。
AI のおすすめに、あなたの会社は入っていますか。クレジットカード不要。14 日間、自社と競合の AI 検索での見え方を無料で計測できます。無料で 14 日試す →登録後は無料トライアルも利用できます検索順位そのものの計測はしません(引用元ページの Google 順位を参考表示するに留めます)。施策を代わりに打つこともなく、手順 3 の 1 手を選んで実行するのは自社です。
手順 3: 結果の根拠から 1 手だけ選ぶ
変えることは、状態ごとに結果画面の決まった場所を見て、1 つだけ選びます。「質問ごとの結果」の結論の 1 文は、3 つの AI の答えをまとめた文です。
- 言及なし — どの AI にも自社が出なかった質問では、結論の 1 文に、代わりに登場した競合がいればその名前が出ます。その名前と「AI が読んでいた媒体」の種類を並べて見ます
- 言及あり・引用なし — どの AI の引用元にも自社のページが無かった質問では、結論の 1 文に「引用元はなく」と出ます(比較サイトなど、ほかのページは引用されていることがあります)。出典になれる自社のページに、質問の答えにあたる内容が文字で書かれているかを見ます
- 言及あり・引用つき — 結論の 1 文に、根拠として引かれた自社のドメインが出ます。そのページの記載が最新かを見ます
3 つの AI で状態が分かれた質問では、結論の 1 文は自社を挙げた AI のことを書きます。その場合も記録した AI のセルの状態で選び、言及なしなら結論の 1 文の代わりに同じ質問の登場ブランドを見ます。
選ぶ 1 手の候補は、Google が SEO の基本として並べた項目の範囲に置きます(「AI 機能とウェブサイト」・前掲)。「重要なコンテンツはテキスト形式で提示します」「構造化データをページに表示されるテキストと一致させます」などです。
媒体に載った自社の情報が事実と違うときは、AIが自社の間違った情報・古い情報を答える原因と直し方の手順で直し先を確かめます。状態ごとの打ち手の一般論はAI言及の3状態とは|言及なし・引用なし・引用つきの読み方にあります。
選ばないのは、自作の投稿や依頼で言及を増やすことと、質問の言い回しごとのページの量産です。Google は後者を、回答の操作を主な目的に作れば「大量生成されたコンテンツの不正使用に関するスパムポリシーに違反します」と書いています(生成 AI 機能向けの最適化ガイド・前掲)。
前者も、同じガイドは「不自然な言及の追求」を、Google 検索では無視できる戦術に挙げています。
記入例の質問はどの AI でも言及なしで、結論の 1 文には競合 A・B が出て、媒体のチップは「比較・レビュー」と「Q&A」でした。その媒体が引く元になりうる自社の製品ページを開くと、料金と対象の規模が画像の中にしか書かれていなかった、とします。
この場合の 1 手は「料金と対象の規模を、製品ページに文字で書く」です。「変えたこと」の欄には、この 1 つだけを書きます。
手順 4 は、この 1 手を打った日から始まります。
あわせて読みたい
AIO対策・GEO対策は何から始める?対策より計測が先|2026年版
最初に測るところまでの手順
手順 4: 変えた日を控えて、同じ質問で測り直す
測り直しは、変えた日を記録表に書き、同じ質問を同じ AI に、決めた間隔で聞き直すことです。
記入例の残り 2 欄は次のとおりです(架空の記入・日付は仮)。
- 変えたこと(1 つ) — 製品ページに料金と対象の規模を文字で追記した(10 月 9 日)
- 次に測る日 — 11 月 6 日。同じ経費精算ソフトの質問を、同じ ChatGPT に聞く
間隔は自社で決めます(引いた Google の文書に目安はありません)。
次に測る日までは、同じ行の質問・AI・変えたことを動かしません。2 つ目の手を足すのは、同じ向きの行が 2 つ続いたのを見てからです。
1 回の測り直しで状態が変わっても結論を出さず、次の行でも同じ向きかを見ます。同じ質問でも、聞いた日や場所によって答えは変わるためです。
Google 検索の側の数字は、Search Console の生成 AI パフォーマンス レポートで日付ごとに見られます。Google も、生成 AI 機能でのパフォーマンスの測定にこのレポートを挙げています(同ガイド・前掲)。
このレポートに出る数字と出ない数字の線引きはサーチコンソールのAI検索レポートで測れること、測れないことにあります。
無料チェックには、前の回と並べる履歴の画面はありません。同一ドメインに 24 時間以内の診断があると、通した人を問わずその結果の再表示になり、質問や競合の変更は反映されません。質問は毎回の候補から選び、自由に書けるのは 1 本までです。
エリスグリ AIO は登録後、登録した質問を決まった頻度で聞き直し、結果を日付ごとに残します。計測する AI はプランにより 4 つか 6 つで、頻度はほかの AI が毎日、Perplexity は週次が基本です(日次のピン留めに入れた質問は Perplexity も毎日)。
継続して測るツールの公式の記載と絞り方は、LLMOツール比較|料金・対応AI・計測頻度を5製品の公式で確認にあります。
施策の一覧から始めない理由
施策の一覧を出発点にすると、1 回に変えるのは 1 つ、という手順 4 の前提が崩れます。
Google は「次のステップ」の節で「すべてのことを行う必要はありません」としています。「明示的な SEO をまったく行わなくても多くのコンテンツが成功を収めている」とも書いています(同ガイド・前掲)。
同じガイドの「する必要のないこと」に並ぶ 5 項目と原文の読み方は、AIO対策で「やらなくていい」とGoogleが書いたことで扱っています。
たとえば一覧から 3 つを同じ週に入れると、次の行で状態が変わっても、3 つのどれの結果かを表から切り分けられません。
よくある質問(FAQ)
Q1. LLMO 対策は SEO とは別物ですか?
Google は Google 検索について「SEO のベスト プラクティスは引き続き有効です」と書いています。生成 AI 機能が検索の中核のランキングと品質の仕組みの上で動いている、という理由です。
他の AI サービスについては書いていないので、本記事は「同じ」とも「別物」とも言い切りません。
Q2. ChatGPT にも同じやり方でよいですか?
質問を決めて測り、1 手だけ変えて同じ質問で測り直す手順は、聞く先の AI を問いません。ただし引いた Google の記述は Google 検索の話で、ChatGPT で何が効くかは書かれていません。
まとめ: 次にやること
- 変えたことと、その日付を記録表の 1 行に書く
- Search Console の生成 AI 設定が除外になっていないかを見る
- 次に測る日を決め、その日に同じ質問を同じ AI に聞く
LLMO 対策のやり方は、質問を決めて測り、1 手を打ち、同じ質問で測り直す繰り返しです。
質問と AI と日付の記録に変えたことの欄を合わせ続けると、行が増えるほど、どの手の後の行かを手で追う作業が増えます。
1 回に変えるのは 1 つと決め、変えた日の横に次に測る日を先に書いておくと、打った手と測り直しの行が 1 対 1 で並びます。
同じ質問・同じ AI での測り直しは、エリスグリ AIO で登録後の定点計測として続けられます。
現在プレローンチ段階のため、導入実績・お客様の声はまだご紹介できません。ベータ招待の準備を進めています。
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登録して継続計測するなら無料トライアルへ。
※ 本記事で引用した Google の文書は、Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」(最終更新 2025 年 12 月 31 日 UTC)、「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」(最終更新 2026 年 9 月 23 日 UTC)、Search Console ヘルプ「検索の生成 AI 設定」(最終更新日の表記なし・冒頭の注は 2026 年 8 月 31 日)で、いずれも 2026 年 10 月 6 日に取得しました。前の 2 つの日本語版は英語版からの機械翻訳で、ヘルプにも AI 翻訳を含む場合がある旨の注記があります。記録表の記入例と日付は手順を示すための架空のものです。
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