無料のLLMO診断でわかること、わからないこと
公開日: #LLMO診断 #AIO #無料診断 #AI検索

URL を入れるだけの無料 LLMO 診断が採点しているのは、サイト側の構造です。AI の回答に自社が出たかどうかとは別の指標で、同じ URL でも採点軸が違えば点は割れます。
この記事でわかること
- 同じ URL を同じ日に 2 件の無料診断へ入れたところ、94 点と 69 点に割れた(当社実走・2026 年 9 月 11 日)
- 一方は対象ページ 1 枚を 5 カテゴリ 18 項目で、他方はサイト内最大 16 ページを 10 カテゴリ 80 項目で採点していた(両ツールの結果画面・同日)
- 一方は「この診断に含まれないもの」として AI での推奨・引用実測を挙げ、選ばれることを保証しないと結果画面に明記していた(Lチェックの結果画面・同日)
- 公式ガイドは構造化データを「必須ではありません」としつつ「引き続き使用することをおすすめします」とも書いている(Google 検索セントラル・最終更新 2026 年 7 月 14 日 UTC)
無料の LLMO 診断は何を入力させ、何を返すのか
実走した 2 件は、どちらも入力が自社サイトの URL だけで、返ってきたのは 100 点満点のスコアと改善提案でした。
当社は 2026 年 9 月 11 日に、日本語の無料診断を 2 件そのまま通しました。入力したのは当社自身のサイトで、他社のサイトは入れていません。
どちらも登録もメールアドレスも要らず、一方は業種を任意で選べるほかは、必須の入力が URL 1 つだけでした。
返ってきた画面の作りもよく似ていて、総合スコア・カテゴリ別のスコア・影響度つきの改善提案が並んでいました。
何を見て採点しているかは、判定文にそのまま出ています。実際に並んでいたのは、次のような文です。
- 「JSON-LDを確認できました。Organization、WebSite、SoftwareApplication、FAQPageなどの構造化データが含まれています。」
- 「robots.txtで明確なクロール拒否は確認されませんでした。」
- 「llms.txtは確認できました。詳細コンテンツ用のllms-full.txtも必要に応じて検討できます。」
いずれも、公開されている HTML とファイルを読んで判定した文です(ユーザーローカル「AI検索最適化診断」結果画面・2026 年 9 月 11 日に当社が実行)。
日本語の無料診断とは別に海外のツールを検討する場合は、海外のAI visibilityツールは日本語でどこまで使える?3社を確認が参考になります。
AI 検索での見え方を測る全体像は、AIO・GEOとは?AI検索対策がわかる完全ガイド【2026年版】にまとめています。
同じ入力で似た画面が返るなら点も近くなりそうですが、実際にはそうなりませんでした。
同じ URL でも、点は割れる
同じ URL を同じ日に 2 件へ入れたところ、総合スコアは 94 点と 69 点に分かれました。
入れたのは当社のサイトで、どちらかの採点が間違っているという話ではありません。
見ている範囲と、採点のカテゴリが違います。ユーザーローカルの診断は対象ページ 1 枚を、内容理解、情報構造、補足情報、発見・巡回、画像説明の 5 カテゴリ 18 項目で採点していました。
Lチェックはサイト内最大 16 ページを巡回し、クロール基盤から UX まで 10 カテゴリ 80 項目で採点していました(Lチェック〔株式会社Webライタープロ〕結果画面・2026 年 9 月 11 日 18 時 58 分に当社が実行)。
項目数もページ数もこの日に実行した時点の値で、各社の仕様は変更されることがあります。
点差の理由をページ数だけに帰すこともできず、同じ観点を見ていても配点が違えば結果は動きます。
言えるのは、スコアがそのツールの採点軸の写像であって、AI が自社をどう評価した数値ではないということです。
見ているものが違うなら、共通して見ていないものは何でしょうか。
どちらも AI には質問していない
実走した 2 件の結果画面には、AI に質問した形跡がどちらもありませんでした(2026 年 9 月 11 日実行時点)。
Lチェックはそのことを自ら書いていて、結果画面にはスコアが何を示すものかが置かれていました。
「公開HTML・クロール設定・構造化データ・本文構造・実績等を、AIとユーザーが確認できる状態かを示します。」
続けて「この診断に含まれないもの」という見出しがあり、範囲がそのまま並んでいます。
「重要プロンプト、AIでの推奨・引用実測、外部参照元、掲載文脈、問い合わせ・商談・受注への影響は含みません。高得点でもAIで選ばれることを保証しません。」(Lチェック〔株式会社Webライタープロ〕結果画面・2026 年 9 月 11 日に当社が実行)
提供元が自分で範囲を開示していて、読む側にとっては確かな手がかりになります。
ユーザーローカルの診断の結果画面には、エンジン名も、投げた質問も、AI の回答も、どこにも現れませんでした。
同じ公開ページには有料の機能の案内があり、そこに「AIによる自社・ブランドの引用結果を可視化」が挙げられています。この無料ツールは単一ページの構造チェックに特化しており、AI の引用結果の確認は別の製品の機能だとも書かれています。
つまりこの 2 つの分け方は、当社が持ち出した対立ではなく市場の側に先にある区分です。提供元 2 社がそれぞれ自分の言葉で線を引いています。
点が割れることと、どちらも AI に質問していないことは、同じひとつのことを指しています。サイト側を採点する測定と、AI の回答を観測する測定は、別の測定だということです。
読める状態にしておくことは前提として要ります。ただし、AI が答えたときに自社が出たかどうかは、別に記録するほかありません。
エリスグリ AIO(AI 検索での自社の見え方〔GEO / AIO〕を計測・改善するツール)が見るのは、その回答の側です。記録の単位は引用あり・引用なし・不言及の 3 状態で、無料の計測から始められます。
採点も点数も、エリスグリ AIO の側にはありません。あるのは、AI が返した回答に自社が出ていたかどうかの記録です。
AI のおすすめに、あなたの会社は入っていますか。クレジットカード不要。14 日間、自社と競合の AI 検索での見え方を無料で計測できます。無料で 14 日試す →登録後は無料トライアルも利用できます公式が「必須ではない」と書いた項目が、診断では加点対象になっている
実走した 2 件の改善提案には、Google の公式ガイドが「する必要のないこと」に挙げた項目が含まれていました。
ユーザーローカルの診断は「llms.txtの設置を検討してください」を改善提案に出しました。Lチェックは Service / Product schema の未達を、影響の大きい項目として挙げています。どちらも採点カテゴリの一項目として数えられています。
公式ガイドは llms.txt について、新しいファイルを作る必要はないと書いています。添えられた理由は「Google 検索自体がそれらを使用しないためです」でした。
構造化データについては「生成 AI 検索に構造化データは必須ではありません」と書いています。同じ項には「ただし、Google 検索のリッチリザルトの対象となる助けとなるため、SEO 戦略全体の一部として引き続き使用することをおすすめします」とも書かれています(Google 検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」日本語版・最終更新 2026 年 7 月 14 日 UTC・2026 年 9 月 11 日取得)。
ここで注意が要るのは、公式ガイドが述べているのが Google 検索についてで、他の AI サービスには触れていない点です。
ですから「この改善提案は間違いだ」とは言えません。診断の点が上がることと、公式が必要だと書いていることは、別々に確かめるほかありません。
公式ガイドが挙げた項目の全体は、AIO対策で「やらなくていい」とGoogleが書いたことで扱っています。
構造化データの効果そのものは構造化データはAI検索に効くのか|公式の記述と実測にあります。
llms.txt を置いたあとに誰が読んだかは、llms.txt とは?効果を137,000ドメインのログ調査で確かめるで扱いました。
では、どちらを見れば足りるのでしょうか。答えは、分けて両方を置くことです。
では何を確かめるか — 測定を分けて置く
サイト側の状態と、AI の回答での扱いは、別々の記録として並べておくほかありません。
前者は無料診断が得意な領域で、後者は質問を決めて回答を残していく作業になります。なぜ選ばれたのか、同じ質問への回答が毎回そろうかは、どちらの測定でも分かりません。
当社の無料 AI 検索診断も、何が出て何が出ないかを同じ形で見るために他社と同じ列に並べます。
| 診断 | 見ているもの | 出ないもの |
|---|---|---|
| ユーザーローカルの診断(当社実走) | 対象ページの HTML・構造化データ・alt | AI の回答での自社の扱い |
| Lチェック(当社実走) | サイト内の代表ページの公開情報 | 提供元が明示(推奨・引用実測など) |
| 当社の無料 AI 検索診断 | AI の回答での自社への言及 | サイト側の構造の採点 |
エリスグリ AIO の無料診断は 5 つの質問に答える形式で、スコアは出さず、登録も要りません。
計測手段の使い分けは、AI検索の可視性の計測方法|手動・無料チェッカー・専用ツールで扱っています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 無料診断のスコアが高ければ、AI に引用されますか?
実走した一方のツールは、高得点でも選ばれる保証はないと結果画面に明記していました(2026 年 9 月 11 日確認)。スコアはサイト側の状態を示す数値で、AI の回答での扱いは別に確かめる必要があります。
Q2. ツールによって点が違うのはなぜですか?
見る範囲と採点カテゴリが違うためです。実走した 2 件では、対象にしたページの枚数もカテゴリの数も違っていました(2026 年 9 月 11 日時点)。
Q3. 無料診断は何回でも使えますか?
実走した 2 件は登録もメールアドレスもなしで使えました。Lチェックは同一 URL につき 1 日 10 回までと公開ページに書いています(2026 年 9 月 11 日確認)。ほかの条件は各社の表示をご確認ください。
Q4. 診断のほかに何を見ればいいですか?
AI の回答に自社が出たかどうかは、実際に質問して回答を記録するしかありません。質問と日付を決めて、同じ条件で繰り返すところが出発点になります。
まとめ: 次にやること
- 無料診断の結果画面で「含まれないもの」の記載を先に読む
- 診断の点とは別に、自社名で AI に質問して回答を残す
- 同じ URL を別の診断に入れるなら、採点軸の違いを先に見る
採点軸が違えば、同じ URL でも点は変わります。
同じ URL を複数の診断に入れ直して差を追う作業は、件数が増えるほど手が止まります。
各ツールの開示文を読む、自社名で AI に質問して回答を控える、計測ツールに任せる、のどれかになります。
質問ごとの扱いを引用あり・引用なし・不言及で定点に残すのが、エリスグリ AIO です。
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診断の外側も、AI の回答で定点計測。AI の回答に自社が出たかを、質問ごとに記録。URL を入れるだけの無料診断から。無料でAI検索診断を試す →登録後は無料トライアルも利用できます
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※ 本記事の実走は、2026 年 9 月 11 日に当社が無料の診断 2 件を 1 回ずつ実行した結果です。入力したのは当社自身のサイトで、他社のサイトは入力していません。各ツールの項目数・巡回ページ数・スコアの算出方法は提供元が変更することがあり、本記事の記述は同日時点のものです。Google 検索セントラルの記述は日本語版(最終更新 2026 年 7 月 14 日 UTC・2026 年 9 月 11 日取得)によります。日本語版は英語版からの機械翻訳です。「結果画面にエンジン名・質問・回答が現れなかった」は当社が同日に確認した事実であり、提供元が書いている記述ではありません。