AIに「おすすめのオンライン英会話は?」と聞くと誰が出てくるか|5エンジン313回答の実測データ【2026年8月】
公開日: #業界別AI言及率データ #オンライン英会話 #実測データ #AI検索 #GEO

この記事でわかること
- 「おすすめのオンライン英会話は?」等の質問に、AIが実際にどのサービス名を挙げているか(実測値)
- 総合3強でも、「ビジネス英語」の質問では特化型のビズメイツが最多になる文脈差
- 言及731件のうち出典リンクつきは9%——ほぼ学習データで語られるカテゴリの構造
- この数字をどう測ったか(質問文・エンジン・期間・判定方法をすべて公開)
結論: 総合は3強、文脈を絞ると特化型が逆転する
「オンライン英会話はどこがおすすめ?」とAIに聞いたとき、名前が挙がるのはどのサービスか。当社は業界ベンチマーク定点観測として、オンライン英会話カテゴリの質問5問を5つのAIエンジンで毎日観測しています。本記事は直近の観測期間(2026年8月7日〜19日)に取得したAI回答313件の集計です。
結論は2つです。総合的な質問ではネイティブキャンプ(56%)・DMM英会話(50%)・レアジョブ英会話(49%)の3強が並びます。しかし「ビジネス英語を半年で伸ばしたい」という文脈に変えると、ビジネス特化のビズメイツが57%で最多に入れ替わります。AIは「総合リスト」と「文脈別リスト」を別々に持っており、平均の言及率だけでは自社の見え方を読み違えます。
※本記事のデータは、AIの回答にブランドが登場した頻度の観測値であり、各サービスの品質・優劣を示すものではありません。順位づけを目的としたものではなく、グラフは言及率の降順で表示しています。計測方法は§7を、データの限界は§8をご覧ください。
1. ブランド別のAI言及率 — 3強が49〜56%で並走
観測期間内のAI回答313件のうち、各サービスが登場した割合(= AI言及率)は次のとおりです。
| サービス | AI言及率 | 内訳(313回答中) |
|---|---|---|
| ネイティブキャンプ | 56% | 175件(うち引用つき 11件) |
| DMM英会話 | 50% | 156件(うち引用つき 29件) |
| レアジョブ英会話 | 49% | 154件(うち引用つき 22件) |
| ビズメイツ | 38% | 119件(引用つき 0件) |
| QQ English | 19% | 60件(うち引用つき 6件) |
| Cambly | 10% | 30件(引用つき 0件) |
| プログリット | 6% | 20件(引用つき 0件) |
| トライズ | 3% | 9件(引用つき 0件) |
| ベルリッツ | 3% | 8件(引用つき 0件) |
観測対象11ブランドのうち、期間内に言及が確認できたのは9ブランドでした。上位3サービスで言及全体(731件)の66%を占めます。
2. 言及の質 — 引用つきは9%。ビズメイツは119件すべて引用なし
言及の3状態で見ると、このカテゴリは勤怠管理(9%)と並んで引用つき比率が低く、AIの内部知識(学習データ由来とみられる)で語られる比重が大きいカテゴリです。
ビズメイツは言及119件すべてが引用なし。ビジネス英語文脈で最多に立つ強さも、現行のWebコンテンツではなくAIの記憶に依存しています。露出は強いが、料金・カリキュラムの最新情報が回答へ反映されにくい状態です。
3. 登場は安定しているか — 上位6サービスは毎日登場
上位6サービスは13日間毎日登場しました。顔ぶれは安定しており、日々の揺らぎより「質問文脈」と「エンジン」の差のほうがはるかに大きいカテゴリです。
4. 質問の聞き方で顔ぶれが変わる — ビジネス英語ではビズメイツが最多
表は横にスワイプできます(最初の列は固定表示)→
| 質問 | ネイティブキャンプ | DMM英会話 | レアジョブ英会話 | ビズメイツ | QQ English |
|---|---|---|---|---|---|
| Q1オンライン英会話はどこがおすすめですか? | 100% | 100% | 65% | 77% | 48% |
| Q2オンライン英会話の月額料金はどれくらいが相場ですか? | 71% | 75% | 75% | 37% | 27% |
| Q3英語がまったく話せない初心者は、どんなサービスから始めるべきですか? | 44% | 35% | 47% | 3% | 5% |
| Q4仕事で使うビジネス英語を半年で伸ばしたいのですが、何を選べばいいですか? | 33% | 24% | 43% | 57% | 0% |
| Q5オンライン英会話を比較するとき、どんな点を見て選べばいいですか? | 32% | 16% | 17% | 16% | 16% |
「おすすめ」(Q1)ではネイティブキャンプとDMMが全回答に登場。しかし「ビジネス英語」(Q4)ではビズメイツが57%で最多となり、逆に「初心者」(Q3)ではビズメイツは3%までほぼ消えます。AIはサービスのポジショニングを文脈リストとして学習ずみで、質問の言葉づかいひとつで推す顔ぶれを切り替えています。自社が「どの文脈のリスト」に入っているか——それが計測すべき実態です。
5. エンジン別で顔ぶれが変わる — Copilotはネイティブキャンプ85%
分母 = 各エンジンの回答数(GAIO 63件・AI Mode / ChatGPT / Gemini 各65件・Copilot 55件)。
表は横にスワイプできます(最初の列は固定表示)→
| サービス | GAIO | AI Mode | ChatGPT | Gemini | Copilot |
|---|---|---|---|---|---|
| ネイティブキャンプ | 44% | 46% | 46% | 62% | 85% |
| DMM英会話 | 43% | 43% | 54% | 48% | 64% |
| レアジョブ英会話 | 27% | 54% | 52% | 45% | 71% |
| ビズメイツ | 41% | 46% | 15% | 45% | 44% |
| QQ English | 17% | 15% | 23% | 11% | 31% |
※GAIO = Google AI Overview(Google検索のAIによる概要)
Copilotは全体に言及が厚く、ネイティブキャンプ85%・レアジョブ71%。一方ビズメイツはChatGPTだけ15%と沈み、他エンジンの41〜46%と大きな差があります。「ChatGPTで自社が出ない」ことと「AI検索全体で出ない」ことは別問題です。エンジンの使い分けは計測エンジンの選び方で整理しています。
6. AIは何を出典にしているか — YouTubeが引用ドメイン1位
期間内の出典リンク2,083件のうち、比較・レビューサイトが33%(686件)。特徴的なのは引用ドメイン1位がYouTube(116件)であることと、大手メディアの教育系記事(ダイヤモンド教育ラボ等)が上位に入ることです。
個人ブログ的な英語学習メディアから、オリコン顧客満足度、大手ガス会社のコラムまで引用元は分散しており、特定の比較サイトが引用を独占していないのがこのカテゴリの特徴です。引用面の分散は、逆にいえば「どこか1つに載れば十分」という近道がないということでもあります。業界横断の引用元分析は22業種×2,600回の実測記事をご覧ください。
7. 計測方法(すべて公開します)
- 質問文
- 5問(下記に全文)。質問文にブランド名は含めません
- エンジン
- GAIO(Google AI Overview)・AI Mode・ChatGPT・Gemini・Copilot の5種。毎日1回取得
- 期間と回答数
- 2026年8月7日〜19日の13日間、合計313回答(GAIO 63件・AI Mode 65件・ChatGPT 65件・Gemini 65件・Copilot 55件。取得できなかった回は分母から除外)
- 言及の判定
- 回答本文と出典リンクから、ブランド名(表記ゆれ・別名を含む辞書照合)とドメインを検出し、言及の3状態で記録。1回答内の複数登場は1件と数える
- 言及率の定義
- そのブランドが登場した回答数 ÷ 期間内の全回答数(313件)
- Q1オンライン英会話はどこがおすすめですか?
- Q2オンライン英会話を比較するとき、どんな点を見て選べばいいですか?
- Q3オンライン英会話の月額料金はどれくらいが相場ですか?
- Q4英語がまったく話せない初心者は、どんなサービスから始めるべきですか?
- Q5仕事で使うビジネス英語を半年で伸ばしたいのですが、何を選べばいいですか?
エンジン名は各サービスの回答を観測した事実の記述であり、各社との提携・承認を示すものではありません。
8. このデータの限界と読み方の注意
- 観測対象は当社が辞書登録した11ブランドのみです。市場のすべてのサービスを網羅したものではなく、対象外のサービスの言及は集計されていません
- AIの回答は確率的に変動します。同じ質問でも日や実行ごとに回答は変わり、モデルの更新でも傾向は変化します。本記事の数値は上記期間の観測値であり、将来を保証しません
- 言及率はサービスの品質・シェア・満足度とは別の指標です。「AIの回答にどれだけ登場するか」だけを測っています
- 質問文の設計に依存します。5問は受講検討時の代表的な聞き方を想定して固定したもので、別の聞き方をすれば結果は変わり得ます
よくある質問
Q1. 特化型サービスは総合の言及率が低くても問題ないのでしょうか?
ビズメイツのように「ビジネス英語」の文脈で最多を取れているなら、総合の言及率の低さは必ずしも問題ではありません。重要なのは、自社が狙う文脈の質問でリストに入っているかです。逆に、狙っている文脈で消えている場合は対策の優先度が高くなります。
Q2. 引用元が分散しているカテゴリでは、何から手を付けるべきですか?
まず自社が現状どの質問・エンジンで登場しているかを計測し、登場できていない文脈を特定することです。そのうえで、その文脈の質問でAIが実際に引用しているページ(本記事§6のような実測リスト)に自社情報が載っているかを確認するのが、迷いの少ない順序です。
Q3. YouTubeが引用1位というのは、動画を作れば引用されるということですか?
固定的な関係は確認できていません。観測できた事実は「このカテゴリのAI回答はYouTubeを出典として多用している」ことまでです。少なくとも、レッスン紹介や比較解説の動画コンテンツがこのカテゴリの引用面として機能していることは、打ち手を考える材料になります。
掲載内容についての訂正・お問い合わせ: 掲載されている事業者の方で、データや表記に関するご指摘がある場合は、お問い合わせ窓口または support@aio-erisuguri.com までご連絡ください。事実誤認は確認のうえ速やかに訂正します。
本データの引用について: 出典として「エリスグリAIO 業界ベンチマーク定点観測(2026年8月)」と明記のうえ、計測期間を併記いただければ、本記事の数値・グラフは引用可能です。「No.1」「最も優れた」等、品質の優劣を示す表現への言い換えはご遠慮ください。
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