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リッチリザルトとは?公式の説明と、表示が保証されない理由

公開日: #リッチリザルト #構造化データ #Google検索 #AIモード #AIO

リッチリザルトとは?公式の説明と、表示が保証されない理由

リッチリザルトは、構造化データを手がかりに Google が組み立てる、通常の検索結果より情報量の多い表示形式です。ただし Google の公式ドキュメントは「表示されない場合があります」「確率が高くなります」という書き方をしており、表示そのものを約束してはいません。そして 2026 年、よくある質問(FAQ)のリッチリザルトは Google 検索に表示されなくなり、ドキュメントごと削除されました。本記事では、公式が書いていることと書いていないことを分けて整理し、事業者として何を確かめられるのかまでを扱います。

この記事でわかること
- リッチリザルトの定義と、構造化データとの関係
- Google 公式が表示を保証していない、その書き方(表 1 枚)
- 表示面そのものが終わった実例と、公式の変更履歴に残る日付
- 検索結果での見え方と、AI での言及を別々に残すという確かめ方

リッチリザルトとは — Google が構造化データを手がかりに選ぶ、検索結果の表示形式

リッチリザルトとは、構造化データをもとに Google が表示する、通常の検索結果より情報量の多い表示形式のことです。Google 検索セントラルは「構造化データを追加することで、よりユーザーの興味をひく検索結果を表示できるようになり、ウェブサイトの利用も増えることが期待されます。これはリッチリザルトと呼ばれます。」と説明しています(Google 検索セントラル「Google 検索における構造化データのマークアップの概要」日本語・ページ末尾の表記は最終更新日 2025年12月18日 UTC2026年8月31日取得。同ページのコンテンツはクリエイティブ・コモンズの表示 4.0 ライセンスで提供されています)。星の評価やレシピの調理時間、求人情報の枠などが、この表示形式です。

手がかりになる構造化データについても、同じページに説明があります。ページに関する情報を「さまざまなサイトで活用できるように標準化したデータ形式」で、たとえばレシピページなら材料や加熱時間などを詳細に提供できる、というものです(出典: 前掲 Google 検索セントラル「構造化データのマークアップの概要」)。ページの内容を、Google が読み取れる形で書き添えたもの、と捉えると近いはずです。

種類は 1 つではありません。Google は「構造化データを使用してページのコンテンツを認識し、そのコンテンツを『リッチリザルト』と呼ばれる情報が豊富な検索結果に表示します。」としたうえで、対応する機能の一覧を検索セントラルに掲載しています(Google 検索セントラル「Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ」日本語・ページ末尾の表記は最終更新日 2026年6月24日 UTC2026年8月31日取得)。本記事では一覧を書き写しません。後述するとおり、中身は変わるからです。用語の地図が先に欲しい場合はAIO・GEOとは?AI検索対策がわかる完全ガイド【2026年版】から読めます。

公式は「表示される」と書いていない — 保証していない書き方を読む

Google 検索セントラルは、構造化データを実装すればリッチリザルトが表示される、という書き方をしていません。ガイドラインの節にあるのは「ガイドラインに準拠しない構造化データは、Google 検索でリッチリザルトとして表示されない場合があります。」という一文です。

推奨プロパティについても、書き方の温度は変わりません。

一般には、推奨プロパティの機能の設定が多いほど、検索結果に拡張表示機能が適用されて情報が表示される確率が高くなります。

(出典: 前掲 Google 検索セントラル「構造化データのマークアップの概要」。同じ段落は、完全でないデータ・不正な形式のデータ・不正確なデータを含む多数の推奨プロパティを提供するより、少数であっても完全で正確な推奨プロパティを提供するほうが重要だ、と続きます)

「表示されます」ではなく「確率が高くなります」。小さく見えて、読み手にとっては大きな差です。項目ごとに、公式の記述を並べます。

項目Google 公式の記述出典
表示の可否「ガイドラインに準拠しない構造化データは、Google 検索でリッチリザルトとして表示されない場合があります」構造化データのマークアップの概要
推奨プロパティ設定が多いほど「検索結果に拡張表示機能が適用されて情報が表示される確率が高くなります」同上
データの質不完全・不正な形式・不正確なデータを含む多数の推奨プロパティを提供するより、「少数であっても完全で正確な推奨プロパティを提供するほうが重要です」同上
空のページ「構造化データを保持するためだけに空のページを作成しないでください」同上
画面に表示されない情報ユーザーの閲覧しているページ画面に表示されない情報の構造化データは、その情報が正確であっても追加しない同上
リッチリザルト テストの役割「構造化データの有効性をチェックするうえで使いやすい便利なツールです。構造化データを検証でき、場合によっては Google 検索の機能をプレビューすることもできます。」同上
仕様の定義元「Google 検索の動作の定義には、schema.org のドキュメントではなく、Google 検索セントラルのドキュメントを使用してください」同上

(Google 検索セントラル「Google 検索における構造化データのマークアップの概要」日本語・ページ末尾の表記は最終更新日 2025年12月18日 UTC2026年8月31日取得。鉤括弧内は原文の引用、それ以外は当方による要約です。同ページには英語からの機械翻訳である旨の言語表記があるため、逐語の引用は 1 文単位にとどめています)

表を通して読むと、公式の記述は一貫しています。準拠していなければ表示されないことがあり、推奨プロパティを揃えれば確率が上がります。書かれているのはここまでで、「揃えれば表示される」という段には進んでいません。リッチリザルト テストの位置づけも、構造化データの有効性をチェックするツールです。テストが通ることと、検索結果に出ることは別になります。

「実装したのに出ない」が起こりうる理由は、この書き方そのものに現れています。表示するかどうかを決めているのは Google 側で、事業者が触れるのは構造化データを置くところまでです。では、保証されていないと書かれた表示面は、実際にはどう動いたのでしょうか。

表示面は終わることがある — よくある質問と How-to に実際に起きたこと

Google は 2026 年、よくある質問(FAQ)のリッチリザルトを検索結果に表示しなくなり、そのドキュメントも削除しています。経緯は、公式の変更履歴に日付つきで残っています。

リッチリザルトの仕組みの図。事業者ができることは構造化データを置く1本だけで、そこからGoogleの判定を経て、リッチリザルトとして表示される・表示されない・機能そのものが終了する、の3つに分かれることを示す。下段の時間軸には、よくある質問のリッチリザルトについて、2023年8月8日の公式ブログでの発表(当時の発表内容)、2026年5月7日によくある質問のリッチリザルトがGoogle検索に表示されなくなったこと、2026年6月15日にそのドキュメントが削除されたことを、公式の記載がある日付として並べた

始まりは 2023 年です。Google 検索セントラルのブログは 2023 年 8 月 8 日付で、一部のリッチリザルト タイプの表示方法を変更すると告知しました。よくある質問については「今後、よくある質問(FAQPage 構造化データ)のリッチリザルトは、よく知られていて信頼のおける政府ウェブサイトおよび医療ウェブサイトに対してのみ表示されます。」、How-to については「How-To(HowTo 構造化データ)のリッチリザルトはパソコン ユーザーに対してのみ表示され、モバイル デバイス ユーザーに対しては表示されなくなります。」という内容です(Google 検索セントラル ブログ「HowTo とよくある質問のリッチリザルトにおける変更」John Mueller、ページ上の日付表記は 2023年8月8日2026年8月31日取得。いずれも 2023 年時点の発表内容であり、現在の状態ではありません)

その先は変更履歴に残っています。2026 年 5 月 8 日のエントリは「よくある質問のリッチリザルト機能をサポート終了しました」という見出しで、その理由をこう書いています。

この機能は、2026 年 5 月 7 日をもって Google 検索に表示されなくなるためです。

続く 2026 年 6 月 15 日のエントリで、そのドキュメント自体が削除されました。How-to についてはこれより早く、2023 年 9 月 14 日のエントリに「このリッチリザルトは、パソコンとモバイル デバイスのどちらの検索結果にも表示されなくなったため、How-to 構造化データのドキュメントを削除しました。」と記載があります(Google 検索セントラル「ドキュメントの最新の更新内容」日本語・ページ末尾の表記は最終更新日 2026年7月21日 UTC2026年8月31日取得。本節で引いた 3 つの記述はいずれも同ページの記載です。How-to のエントリは 2023 年 9 月 14 日付)

ドキュメントが実際になくなっていることも確かめました。2026 年 8 月 31 日に旧「How-to 構造化データ」のドキュメント URL を取得したところ、この変更履歴ページへリダイレクトされました(弊社実測・2026年8月31日確認。取得ツールが記録した要求 URL と最終 URL の不一致で判定)。同じ日に公式の構造化データ一覧にも、よくある質問と How-to は載っていませんでした。

では、実装済みの構造化データは消すべきでしょうか。2023 年のブログには、この問いにあたる記述もあります。「サイトからこの構造化データを削除することもできますが、あえて削除する必要はありません。」——使用されていない構造化データによって検索で問題が発生することはなく、目に見える影響もない、という説明です(出典: 前掲 Google 検索セントラル ブログ・2023年8月8日)

ここで言えるのは、公式が「表示されなくなった」と書いている事実までです。将来について公式は何も書いていないため、ここから先は推測になります。ただ、構図ははっきりします。リッチリザルトは達成して終わりの目標ではなく、Google 側の判断で増減する表示面です。Google が自動で決める表示面という点では、ナレッジパネルとは?Google公式の説明と、AI検索での扱いで扱った枠と同じ側にあります。

表示面の話と、AI の回答での言及の話は別 — 公式が書いている範囲

リッチリザルトが表示されていると AI の回答で引用されやすくなる、という記述は、Google の公式ドキュメントに見当たりません。検索結果の表示面と、AI の回答での扱われ方は、いまのところ別々に書かれています。

同じ変更履歴には、2026 年の生成 AI まわりの動きも並んでいます。5 月 15 日には「生成 AI 機能向けに最適化するための新しいガイドを追加しました」というエントリと、スパムに関するポリシーが生成 AI の回答を含む Google 検索のすべてに適用されることを明確にしたというエントリが入っています。6 月 15 日には llms.txt に関する明確化があり、これらのファイルは Google 検索には必要なく「可視性やランキングにプラスにもマイナスにも影響しない」が、ほかのサービスのために維持したい場合は問題ない、と説明されています(出典: 前掲 Google 検索セントラル「ドキュメントの最新の更新内容」2026年8月31日取得)。llms.txt を置くかどうかの判断材料はllms.txt とは?効果を137,000ドメインのログ調査で確かめるにまとめています。

変更履歴に載っているのは、表示面の増減と生成 AI 機能に関する説明の追加です。この 2 つを足して「リッチリザルトを整えると AI に引用される」と読むことはできません。構造化データと生成 AI 検索の関係そのものは構造化データのLLMO効果とは?Google公式見解と実測データで整理で扱いました。順位は高いのに AI では出てこない、という現象の確かめ方はGoogle検索1位なのにAIに出てこない|順位とAI可視性のズレに置いてあります。

因果が書かれていないなら、事業者は何を見ればよいのでしょうか。

では何を確かめるか — 検索結果での見え方と、AI での言及を分けて記録する

事業者が確かめられるのは、自社のページがいま検索結果でどう出ているかと、AI の回答のなかで自社がどう扱われているかを、別々に日付つきで残すことです。2 つは違う観測なので、混ぜません。設計は 3 点です。

  • いまどう出ているかを日付つきで残す — 主要なページを実際に検索し、どの表示形式で出ているかを記録します。表示は Google 側の判断で変わり、機能そのものが終わることもあるため、1 回で終わりにはしません
  • 効果を判断したいなら、公式が挙げている比較手順に沿う — Google 検索セントラルは、構造化データを含むページと含まないページを比べる方法として、いくつかのページでのビフォー&アフターテストを挙げています。ただし同じ箇所に「さまざまな要因でページごとのページビューが異なるため、判断に注意を要する場合があります。」という但し書きが付いています
  • AI での言及は別に測る — 見込み客が投げそうな質問を自分でも実行し、自社の名前が出るか、出典として挙がるかを質問ごとに残します。状態の定義と読み方はAI言及の3状態とは|言及なし・引用なし・引用つきの読み方にまとめています

(ビフォー&アフターテストに関する記述の出典: 前掲 Google 検索セントラル「構造化データのマークアップの概要」2026年8月31日取得)

なお、先に AI 検索での現在地の見当だけ付けたい場合は、サイトの URL を入れるだけで使える無料のAI検索診断(5 つの質問)から始めることもできます。

引用元の顔ぶれを読む土地勘として、弊社は AI の回答の引用元の分布を 22 業種で実測しています(弊社実測・2026年7月25日実施。22 業種・2,609 計測・引用 16,351 件。内訳は22業種×2,600回の実測でわかった、AIが引用する日本のサイトに掲載)

弊社の エリスグリ AIO は、日本語の質問単位で AI の回答を記録し続け、自社と競合の言及を 3 状態(● 引用つき/◐ 引用なし/○ 言及なし)で並べて追える GEO・AIO 計測ツールです。検索結果の表示形式とは別の観測として、AI の回答での扱われ方を積み上げるための道具として作っています。

現在プレローンチ段階のため、導入実績・お客様の声はまだご紹介できません。ベータ招待の準備を進めています。

よくある質問(FAQ)

Q1. リッチリザルトを表示させる方法はありますか?

Google 検索セントラルが書いているのは、ガイドラインに準拠しない構造化データは「リッチリザルトとして表示されない場合があります」ということと、推奨プロパティの設定が多いほど「情報が表示される確率が高くなります」ということまでです。表示を確定させる方法は、公式には書かれていません(2026 年 8 月 31 日取得)。

Q2. よくある質問(FAQ)のリッチリザルトはまだ使えますか?

公式の変更履歴には、この機能は「2026 年 5 月 7 日をもって Google 検索に表示されなくなる」と記載があり、2026 年 6 月 15 日にはドキュメントも削除されています。なお 2023 年のブログには、実装済みの構造化データについて「あえて削除する必要はありません」という記述があります(2026 年 8 月 31 日取得)。

Q3. 構造化データを実装したのに、リッチリザルトが表示されないのはなぜですか?

公式が書いているのは、ガイドラインに準拠しない構造化データは「リッチリザルトとして表示されない場合があります」までで、個別のページが出ない理由は案内されていません。加えて、表示されていた機能そのものが終了した例も 2026 年にあります。原因を推測で並べるより、いまどう出ているかを日付つきで記録するほうが判断材料になると弊社は考えています。

Q4. リッチリザルトが出ていると AI に引用されやすくなりますか?

それを示す公式の記述は見当たらず、弊社にも一次データはありません。リッチリザルトが出ているかどうかと、AI の回答での扱われ方は、別々に測ることをおすすめします。

まとめ

  • リッチリザルトは、構造化データを手がかりに Google が表示する、情報量の多い検索結果の表示形式
  • 公式は「表示されない場合があります」「確率が高くなります」と書いており、表示を保証していない
  • 表示面そのものが終わることもある。よくある質問のリッチリザルトは 2026 年 5 月 7 日をもって表示されなくなり、6 月 15 日にドキュメントが削除された
  • 表示面と、AI の回答での言及をつなぐ因果は、公式のどこにも書かれていない

次のステップ

  • 自社の主要ページを実際に検索し、いまどの表示形式で出ているかを日付つきで記録する
  • 効果を判断したいときは、公式が挙げるビフォー&アフターテストの手順と但し書きを合わせて読む
  • 見込み客が投げそうな質問で AI の回答も残し、検索結果での見え方とは別に推移を読む

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※ 本記事のリッチリザルト・構造化データに関する記述は、Google の公開文書(Google 検索セントラルのドキュメント・変更履歴・ブログ。いずれも 2026 年 8 月 31 日取得)に基づくもので、Google の内部処理を弊社が検証したものではありません。これらの日本語ページには英語からの機械翻訳である旨の言語表記があるため、逐語の引用は 1 文単位にとどめ、他は要旨を当方の文で記述しています。旧ドキュメント URL のリダイレクトと構造化データ一覧の確認、および 22 業種の実測値は弊社の確認・計測です。仕様・提供形態は変わりうるため、取得日時点の記述として読んでください。本記事は特定の施策の効果を保証するものではありません。