AI OverviewとAIモードの違いとは?Google公式で整理【2026年版】
公開日: 2026-07-25#AI Overview #AIモード #Google #AI検索 #GEO

この記事でわかること
- 「AI Overview(AIによる概要)」と「AIモード」は、Google検索の中の別々の機能であること
- 表示のされ方・起動のされ方・回答の作られ方の違い(Google公式ドキュメントの引用)
- サイト運営者にとって、この違いがどう効いてくるか
- Googleの仕様は変わりうるため、確認の習慣そのものが重要という考え方
結論: 「AI Overview」と「AIモード」は別機能。同じGoogleでも仕組みが違う
「AI Overview 対策」や「AIモード 対策」で検索していると、両者がひとまとめに語られている記事によく出会います。ですが、Google自身の公式ドキュメントでは、AI Overview(AIによる概要)とAIモードは明確に別の機能として説明されています。
結論から書きます。AI Overview は通常の検索結果の中に自動で差し込まれる「要約」で、AIモードは検索バーとは別に入口を持つ「対話型のAI検索」です。どちらも「クエリ ファンアウト」という同じ手法を使うことがありますが、使うモデルや手法が異なる場合があり、表示される回答やリンクの内容にも違いが出ます。Googleの仕様は変わりやすい領域のため、本記事の内容は取得日時点のものとして読んでください。
なお、「AIO」という略語が持つ2つの意味(AI Overview Optimizationの略という用法と、AI Optimization全般の略という用法)については、別記事で用語そのものの整理をしています。この記事はその用語整理とは粒度が違い、「Googleという1社の検索機能の中にある、2つの異なる機能」の違いを扱います。
1. AI Overview(AIによる概要)とは何か
Google Search Centralの公式ドキュメントは、AI Overviewを次のように説明しています。
「AI による概要は、ユーザーが複雑なトピックや質問の要点をすばやく把握できるようにし、詳細を確認するための関連リンクも提供します。これは、通常の検索結果以上の価値を提供できるクエリで表示されるように設計されています。」
出典: Google Search Central「AI機能とウェブサイト」(最終更新2025年12月31日) (2026年7月25日取得)
ポイントは次の3つです。
- 通常の検索結果の中に組み込まれて表示される。専用のURLや別画面に移動するのではなく、いつもの検索結果ページの一部として出てきます
- 常に表示されるわけではない。「従来の検索結果に対して付加価値があるとシステムが判断した場合にのみ表示されるため、通常はトリガーされません」と公式に説明されています
- 機能自体をオフにはできませんが、検索後に「ウェブフィルタ」を選ぶと、AI Overviewを含まないテキストベースのリンクだけを表示できます(Google検索ヘルプ「AIによる概要」ページより)
出典: Google検索ヘルプ「Google検索のAIによる概要で、情報をすばやく簡単に見つける」(2026年7月25日取得)
同ページの提供状況一覧には、対応する国・地域として「日本」、対応言語として「日本語」が明記されており、日本語での提供対象であることが確認できます(2026年7月25日取得時点)。
2. AIモードとは何か
一方AIモードは、Google検索ヘルプの説明ではこう位置づけられています。
「AI モードは、Google の最も強力な AI 検索機能です。何でも質問して AI による回答を得ることができるほか、フォローアップの質問や役立つウェブリンクを使ってさらに詳しく調べることもできます。AI モードは、より高度な推論を活用して AI による概要を拡張し、やり取りする方法を強化したものです。」
出典: Google検索ヘルプ「Google検索のAIモードでAIによる回答を取得する」(2026年7月25日取得)
AI Overviewとの違いが分かりやすいのは、アクセスの仕方が能動的なことです。同ページによれば、AIモードには次の3つの入口があります。
google.com/aiに直接アクセスするwww.google.comの検索バーに質問を入力し、「AIモード」をタップする- Googleアプリのホーム画面にあるAIモードアイコンをタップする
つまりAIモードは、通常の検索結果に自動で差し込まれるAI Overviewとは違い、ユーザーが「AIモードを使う」という選択をして入る、独立した検索体験です。入った後は、フォローアップの質問を重ねられる、検索履歴アイコンから途中の会話を再開できる、テキストだけでなく音声や画像・PDFでも質問できるなど、対話を前提にした設計になっています。AIモードについても、対応する国・地域に「日本」、対応言語に「日本語」が含まれています(同ページ、2026年7月25日取得)。
3. 何が違うのか: 5つの観点で整理する
ここまでの公式説明を、5つの観点で表に整理します。
| 観点 | AI Overview | AIモード |
|---|---|---|
| 表示される場所 | 通常の検索結果の中(自動で差し込まれる) | 検索バーとは別の専用入口(google.com/ai・検索バーの「AIモード」タブ・アプリのアイコン) |
| 起動のされ方 | システムが「価値があると判断した場合のみ」自動表示。ユーザーが選ぶものではない | ユーザーが能動的にアクセスする |
| やり取りの形 | 要約を読んで終わり、または通常の検索結果に戻る | フォローアップの質問を重ねられる対話型。検索履歴も残る |
| 入力の手段 | 通常の検索クエリ | テキスト・音声・画像・PDFのアップロードにも対応 |
| 回答の作り方 | クエリ ファンアウト(サブトピックへの分解・複数ソース検索)を使う場合がある | 同じくクエリ ファンアウトを使用。「より高度な推論」で概要を拡張したものと説明されている |
AI Overviewから会話を始めて、そのままAIモードに移ることもできます(AI Overview下部の「もっと見る」から詳細ビューを開き、質問を続けるとAIモードへ移行。両機能対応の地域・言語のモバイル端末が対象)。
出典: Google検索ヘルプ「Google検索のAIによる概要で、情報をすばやく簡単に見つける」内「AIモードで会話を続ける」(2026年7月25日取得)
4. なぜ「同じGoogleなのに回答が違う」ことが起きるのか
Google Search Centralの公式ドキュメントは、両者の関係についてこう説明しています。
「AI モードと AI による概要では、使用するモデルや手法が異なる場合があるため、表示される回答やリンクの内容にも違いがあります。」
出典: Google Search Central「AI機能とウェブサイト」(同上) (2026年7月25日取得)
これは、サイト運営者にとって見落としやすいポイントです。「AI Overviewで自社が参照されていたから、AIモードでも同じだろう」とは限らない、ということをGoogle自身が明言しているためです。自社サイトがAI Overviewで参照されているかどうかを確認しただけでは、AIモードでの見え方までは分かりません。両方を別々に確認する必要があります。
なお、掲載のための追加の技術要件については、両機能とも共通です。「ページがインデックスに登録されており、Google検索でスニペットが表示され、検索の技術的要件を満たしている必要があります。これ以外に追加の技術要件はありません」と公式に説明されています。AI Overview専用・AIモード専用の裏ワザ的な最適化は、Google自身が想定していません。
出典: Google Search Central「AI機能とウェブサイト」(同上) (2026年7月25日取得)
計測面でも共通点があります。どちらも「検索タイプが『ウェブ』」のパフォーマンスレポートに含まれる形でSearch Consoleに反映され、AI Overview単体・AIモード単体を切り出して確認できる専用レポートは公式には案内されていません。この点をさらに詳しく知りたい方は、Google検索1位なのにAI Overviewに出ない理由を扱った記事で掘り下げています。
5. 「AIOの2義」の整理とは何が違うのか
すでに別記事で書いたとおり、「AIO」という略語には「AI Overview Optimization(AI Overviewだけを対象にした最適化)」という意味と、「AI Optimization(ChatGPTなども含むAI全般を対象にした最適化の総称)」という意味の2つが実在します。
これは略語の意味の整理であり、本記事が扱っている「Googleという1社の検索機能の中にある、2つの異なる機能(AI OverviewとAIモード)」の違いとは粒度が異なります。
- 「AIOの2義」の話 = 「AIO」という言葉が、狭い意味(AI Overviewだけ)と広い意味(AI全般)のどちらを指しているか
- 本記事の話 = Google検索という1つのサービスの中にある、AI Overviewという機能とAIモードという機能の違い
両方の記事をあわせて読むと、「AIO」という言葉の広がりと、Googleの機能そのものの違いを、それぞれ別の軸で整理できます。
6. サイト運営者にとって、この違いは何を意味するか
ここまでの内容から、サイト運営者にとっての実務的な含意を3点にまとめます。
- 「AI Overviewに出ているか」と「AIモードで参照されているか」は、別々に確認する必要がある。使うモデルや手法が異なる場合があると公式に説明されている以上、片方の結果でもう片方を推測するのは無理があります
- 専用の追加対策は公式には存在しない。基本的なSEO(クロール可能性・スニペット表示・技術要件の充足)を満たすことが土台であり、それ以上の特別な最適化手順をGoogleは示していません
- Search Consoleだけでは機能別に切り分けて確認しにくい。どちらも「ウェブ」検索タイプの中に混ざって計上されるため、機能ごとの見え方を継続的に確認するには、手動での確認か、専用の計測の仕組みが必要になります
なお、ChatGPTなどGoogle以外のAIエンジンは、さらに別の評価の仕組みを持っています。ChatGPT検索の引用の仕組みもあわせて確認すると、エンジンをまたいだ違いまで押さえられます。
繰り返しになりますが、この記事で紹介した提供状況・仕様はGoogleが随時更新するものです。 対応国・地域・言語や機能の詳細は、今後変わる可能性があります。最新の状態は、本記事で引用したGoogle公式ドキュメントを都度確認することをおすすめします。
7. エリスグリ AIO でできること
エリスグリ AIO は、AI Overviewsを含む4エンジン(AI Overviews・ChatGPT・Gemini・Perplexity)を対象に、自社サイトがどう扱われているかを週次で記録する計測ツールです。Google単体では機能別に切り分けにくい見え方を、エンジン横断・言及の3状態(● 引用あり/◐ 引用なし言及/○ 不言及)で記録できます。現時点の計測対象にAIモード単体は含みません(AI Overviewsの計測範囲に含まれる回答のみが対象です)。
まず現在地を知りたい方向けに、サイトの URL を入れるだけで使える無料のAI検索診断(5 つの質問)から始めることもできます。
料金プランの内容と金額は、サイト上の表示が最新です。
現在プレローンチ段階のため、導入実績・お客様の声はまだご紹介できません。ベータ招待の準備を進めています。
まとめ
- AI OverviewとAIモードは、Google検索の中の別々の機能。AI Overviewは通常の検索結果に自動で差し込まれる要約、AIモードはユーザーが能動的にアクセスする対話型のAI検索
- 両者は同じ「クエリ ファンアウト」の手法を使うことがあるが、使用するモデルや手法が異なる場合があり、回答やリンクの内容にも違いが出るとGoogleが公式に説明している
- 掲載のための追加技術要件はどちらも同じ(基本的なSEOの徹底)。専用の裏ワザ的対策は存在しない
- Search Consoleでは両方とも「ウェブ」検索タイプの中に混ざって計上され、機能別の切り分けは公式ツールだけでは難しい
- 「AIOの2義」の用語整理とは粒度が異なる話であり、両方を押さえるとGoogleのAI機能まわりの言葉の交通整理ができる
- Googleの仕様は随時更新されるため、本記事の内容は取得日時点のものとして扱う
次のステップ
- 自社の主要クエリで、AI Overviewでの参照有無とAIモードでの参照有無を、それぞれ別々に記録してみる
- Search Consoleの「ウェブ」検索タイプのパフォーマンスレポートで全体の傾向を確認する
- インデックス登録・スニペット表示など基本的なSEO要件を満たしているか確認する(機能別の専用対策は不要)
- 本記事で引用した公式ドキュメントを定期的に見直し、対応国・地域・言語や仕様の更新がないか確認する
よくある質問(FAQ)
Q1. AI OverviewとAIモードは、結局どちらも同じ「AIO対策」の対象ですか?
言葉の使い方次第です。「AIO」を狭い意味(AI Overview Optimizationの略)で使っている場合は、AI Overviewだけを指している可能性が高く、AIモードは含まれません。「AIO」を広い意味(AI Optimization全般)で使っている場合は、AIモードやChatGPTなども含めた話になります。詳しくは「AIO」の2つの意味を整理した記事をご覧ください。
Q2. AIモードに出るための特別な対策はありますか?
Google公式ドキュメントでは、AI Overview・AIモードのための特別な最適化は不要とされています。求められているのは、クロール可能性・インデックス登録・スニペット表示・基本的なページ品質など、通常のSEOの基礎です。
Q3. AI Overviewに出ていれば、AIモードでも出ていると考えて良いですか?
そう判断する根拠はありません。Google自身が「使用するモデルや手法が異なる場合があるため、表示される回答やリンクの内容にも違いがあります」と説明しています。両方を別々に確認することをおすすめします。
Q4. Search Consoleで、AI OverviewとAIモードを分けて確認できますか?
公式には、機能単体を切り出して確認する専用レポートは案内されていません。どちらも「ウェブ」検索タイプのパフォーマンスレポート全体の中に含まれる形になります。詳しくはGoogle検索1位なのにAI Overviewに出ない理由を扱った記事で扱っています。
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