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AIに「離婚に強い弁護士は?」と聞くと何が起きるか|5エンジン314回答の業界インサイト【2026年8月】

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AIに「離婚に強い弁護士は?」と聞くと何が起きるか|5エンジン314回答の業界インサイト【2026年8月】
この記事でわかること
- 「離婚に強い弁護士は?」等の質問で、AIがどの程度まで事務所名を挙げるか(実測値)
- 言及の89%が上位3事務所に集中し、かつそのほぼすべてが出典リンクなしという構造
- 事務所名の代わりにAIが引用する媒体(朝日新聞系メディア・法テラス・公的相談窓口)
- この数字をどう測ったか(質問文・エンジン・期間・判定方法をすべて公開)
※弁護士の広告に関する規律に配慮し、本記事は個別の事務所名を掲載しない業界インサイトとして公開しています。数値はすべてAIの回答にブランドが登場した頻度の観測値であり、各事務所の品質・優劣を示すものではありません。
314回答5エンジンで毎日実測
12%最多言及事務所でも回答の1割強
89%言及の上位3事務所への集中度
2,102件引用リンクを分析

結論: 名前はほとんど出ない。出るのは「おすすめ」と直接聞いたときだけ

「離婚に強い弁護士事務所は?」とAIに聞いたとき、実際に事務所名は出てくるのか。当社は業界ベンチマーク定点観測として、離婚弁護士カテゴリの質問5問を5つのAIエンジンで毎日観測しています。本記事は直近の観測期間(2026年8月7日〜19日)に取得したAI回答314件の集計です。

結論は3つあります。①事務所名の言及は最多の事務所でも回答の12%にとどまり、SaaS系カテゴリ(最多73〜88%)とはまったく別世界です。②その少ない言及は上位3事務所に89%が集中し、しかもほぼすべて出典リンクなし(学習データ由来とみられる)でした。③名前が出るのは「おすすめの事務所は?」と直接聞いた質問だけで、費用・調停・養育費など悩みそのものを聞く質問では、AIは事務所名を出さずに一般論と公的窓口で答えます


1. 言及の集中度 — 少ない言及が、さらに3事務所に集中する

観測期間内の言及は合計121件(314回答に対して)。その分布です。

離婚弁護士カテゴリの言及集中度。言及121件のうち上位3ブランドが89%を占める。最多言及ブランド31%、2番目30%、3番目28%。言及の質は引用つき4%・引用なし96%

  • 観測対象8事務所・サービスのうち、期間内に言及が確認できたのは6
  • 上位3事務所(最多31%・2番目30%・3番目28%)で言及全体の89%
  • 言及121件のうち出典リンクつきはわずか5件(4%)——名前が出るときは、ほぼAIの内部知識によるもの

日別で見ると、上位3事務所は観測13日間毎日登場し、4番目以下は数日おきの散発的な登場でした。少数の固定メンバーだけが「AIの記憶リスト」に載っている状態です。

言及の少なさは競争がないことを意味しません。むしろ「載っている3事務所」と「載っていないその他全部」の差が絶対的で、現状のリストは学習データで固定されています。

2. 質問文脈の違い — 「おすすめ」では出る、「悩み相談」では消える

質問別に言及の出方を見ると、AIの答え方の使い分けが明確です。

質問の型事務所名の出方
離婚問題に強い事務所でおすすめは?最多の事務所は回答の60%に登場。名前が出るのはほぼこの質問のみ
弁護士の選び方は?ポータル型サービスが13%登場する程度。個別事務所はほぼゼロ
弁護士費用の相場は?ほぼゼロ。相場解説メディアの引用で回答
養育費・親権の無料相談窓口は?ほぼゼロ。法テラス・自治体・支援センターを案内
調停を考えているが弁護士に頼むべき?ほぼゼロ。手続きの一般論で回答

つまり「AIで事務所名が出るかどうか」は、相談者が『おすすめ』という言葉で聞いたときだけ発生する例外的イベントです。検討プロセスの大半(費用を調べる・窓口を探す・手続きを知る)では、AIは媒体と公的機関の情報で回答を組み立てています。

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3. エンジン別の違い — Google系は名前を出す、Copilotはほぼ出さない

エンジン別の言及(出典リンクなし含む)は、GAIO 33件・AI Mode 40件・Gemini 32件に対し、ChatGPT 15件・Copilot 1件相続相談カテゴリではCopilotが最も名前を出したのと逆で、同じ士業でも分野によってエンジンの抑制度が変わります。唯一ChatGPTは言及15件中4件(27%)に出典リンクを付けており、名前を出すときは根拠を添える傾向がありました。

※GAIO = Google AI Overview(Google検索のAIによる概要)。分母 = 各エンジンの回答数(GAIO 64件・AI Mode / ChatGPT / Gemini 各65件・Copilot 55件)


4. AIは何を出典にしているか — 朝日新聞の離婚メディアと法テラスが軸

事務所名は出さなくても、引用リンクは2,102件ありました。行政・団体が15%(307件)を占めるのがこのカテゴリの特徴です(SaaS系ではほぼ0%)。

AI回答の引用リンク2,102件の媒体内訳。比較・レビューサイト31%(662件)、その他30%(629件)、サービス公式サイト18%(380件)、行政・団体15%(307件)、動画4%(90件)

引用元の上位(事務所公式サイトを除く)は次のとおりです。

  • 朝日新聞「離婚のカタチ」(rikon.asahi.com)214件 — 弁護士費用の相場・親権の無料相談先などの解説記事
  • ベンナビ離婚(ricon-pro.com ほか)約260件 — 選び方マニュアル・分野別の事務所紹介
  • 法テラス(houterasu.or.jp)153件 — 養育費・費用立替などの公的支援情報
  • YouTube 90件養育費・親子交流相談支援センター 36件

具体ページでは「離婚弁護士の選び方」「弁護士費用の相場はいくら?」「養育費でお困りのひとり親の方へ(法テラス)」といった検討初期〜相談前の情報ページが繰り返し引用されています。このほか、一部の法律事務所が運営する解説メディアも引用上位に入っており、事務所名の言及がない一方で、事務所発コンテンツが「引用面」で回答に入り込む余地は実際に存在します。


5. 弁護士マーケティングへの示唆

  • 名指し競争はほぼ存在しない。AIの回答で名前が出るのは限られた質問×限られた事務所で、しかも学習データ固定。ここを直接動かす手段は現状限られます
  • 回答の実体は「メディアと公的情報の再構成」。朝日系メディア・ポータル・法テラスに情報が整っているかが、AI経由の相談導線の実質です
  • 事務所サイトの解説コンテンツは引用枠を取れる。費用相場・手続き解説・相談窓口案内という「悩み段階」のコンテンツが、名前ではなく引用として回答に載る現実的な経路です

広告規律の観点でも、「品質の主張」ではなく「AIが引用する事実情報の整備」というアプローチは、士業のマーケティングと整合的です。


6. 計測方法(すべて公開します)

質問文
5問(下記に全文)。質問文に事務所名は含めません
エンジン
GAIO(Google AI Overview)・AI ModeChatGPTGeminiCopilot の5種。毎日1回取得
期間と回答数
2026年8月7日〜19日の13日間、合計314回答(GAIO 64件・AI Mode 65件・ChatGPT 65件・Gemini 65件・Copilot 55件。取得できなかった回は分母から除外)
言及の判定
回答本文と出典リンクから、事業者名(表記ゆれ・別名を含む辞書照合)とドメインを検出し、言及の3状態で記録。1回答内の複数登場は1件と数える
公開ポリシー
弁護士広告規律への配慮から、個別事務所名と個別言及率は本記事では非公開(集計値のみ掲載)
  • Q1離婚問題に強い弁護士事務所でおすすめを教えてください。
  • Q2離婚の相談をする弁護士はどのように選べばよいですか?
  • Q3離婚を弁護士に依頼した場合の費用の相場はいくらぐらいですか?
  • Q4養育費と親権について無料で相談できる窓口はありますか?
  • Q5相手が離婚に応じてくれません。調停を考えていますが弁護士に頼むべきでしょうか。

エンジン名は各サービスの回答を観測した事実の記述であり、各社との提携・承認を示すものではありません。


7. このデータの限界と読み方の注意

  • 観測対象は当社が辞書登録した8事務所・サービスのみです。すべての事務所を網羅したものではなく、対象外の事業者の言及は集計されていません
  • AIの回答は確率的に変動します。同じ質問でも日や実行ごとに回答は変わり、モデルの更新でも傾向は変化します。本記事の数値は上記期間の観測値であり、将来を保証しません
  • 言及の多寡は事務所の品質・実績・信頼性とは別の指標です。「AIの回答にどれだけ登場するか」だけを測っています
  • 質問文の設計に依存します。5問は相談検討時の代表的な聞き方を想定して固定したもので、別の聞き方をすれば結果は変わり得ます

よくある質問

Q1. 個別の事務所名や言及率は確認できますか?

公開記事では広告規律への配慮から集計値のみ掲載しています。自社(自事務所)の登場状況は、無料のAI検索診断でご自身のサイトについて確認いただけます。

Q2. AIが事務所名を出さないなら、対策しても意味がないのでは?

AI経由の相談検討は「名前を知る」より前の段階——費用相場・窓口探し・手続き理解——で起きており、そこで引用されている媒体・コンテンツに載っているかは導線に直結します。名指しの有無と影響の有無は別です。

Q3. 弁護士事務所がまず確認すべきことは何ですか?

自分の分野の質問でAIが何を引用しているか(本記事§4のような実測)と、自所サイトの解説コンテンツがその引用面に入れているかの2点です。費用相場・手続き解説・無料相談案内の3種が、このカテゴリで最も引用されている型でした。


掲載内容についての訂正・お問い合わせ: データや表記に関するご指摘は、お問い合わせ窓口または support@aio-erisuguri.com までご連絡ください。事実誤認は確認のうえ速やかに訂正します。

本データの引用について: 出典として「エリスグリAIO 業界ベンチマーク定点観測(2026年8月)」と明記のうえ、計測期間を併記いただければ、本記事の数値・グラフは引用可能です。「No.1」「最も優れた」等、品質の優劣を示す表現への言い換えはご遠慮ください。

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